国土交通省は、2022年度第2次補正予算案で建設分野等における研究開発型スタートアップ支援として関係事業費を盛り込んだ。建設現場の生産性向上など建設分野のイノベーション創出につながる先端技術に関するスタートアップ等の優れた技術開発を支援する。民間企業や大学などの研究者を対象として01年度に創設した「建設技術研究開発助成経費」の枠組みを使いながら新たに専用の枠を設ける。従来とは異なる提案を求め、スタートアップ企業から手を上げてもらうような仕組みを検討している。
国交省では、建設・交通分野における研究開発型スタートアップ支援として補正予算案に2億2000万円を計上しており、建設分野では事業費の一部を充当する。補正予算成立後に募集を始め、23年度にも支援先を決定する見通しだ。