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　国土交通省が7月1日付で発令する人事異動では、地方整備局長が5人交代する。

　注目の関東地方整備局長に就任する若林伸幸（わかばやし・のぶゆき）氏は、1990年京大大学院工学研究科（土木）修了、建設省採用。国交省水管理・国土保全局河川環境課流水管理室長、同課河川保全企画室長、中国地方整備局河川部長、関東地方整備局企画部長、水管理・国土保全局水資源部水資源計画課長を経て、2020年7月から同局水資源部長（内閣官房水循環政策本部事務局参事官）。56歳。岡山県出身。

　東北地方整備局長の稲田雅裕氏（いなだ・まさひろ）氏は、1990年九州大学大学院工学研究科修士課程修了、運輸省採用。国交省港湾局計画課事業企画官、同課企画室長、近畿地方整備局港湾空港部長、港湾局技術企画課長、九州地方整備局副局長を経て2020年4月から海上・港湾・航空技術研究所理事（港湾空港技術研究所長）。55歳。長崎県出身。

　近畿地方整備局長に就く東川直正（とがわ・なおまさ）氏は、1989年京大大学院工学研究科修了、建設省採用。国交省国土政策局広域地方政策課調整室長、京都府建設交通部長、国交省近畿地方整備局道路部長、関東地方整備局企画部長、道路局国道・技術課長を経て、2019年7月から大臣官房技術審議官（併）内閣官房副長官補付。57歳。大阪府出身。

　中国地方整備局長の多田智（ただ・さとし）氏は、1989年京大大学院工学研究科修了、建設省採用。国交省道路局高速道路課有料道路調整室長、大臣官房技術調査課建設技術調整官、阪神高速道路計画部長、国交省大臣官房付（併）復興庁統括官付参事官、復興庁統括官付参事官を経て2020年7月から国交省東北地方整備局副局長。56歳。福島県出身。

　九州地方整備局長に就任する藤巻浩之（ふじまき・ひろゆき）氏は、1991年京大大学院工学研究科修了、建設省採用。国交省水管理・国土保全局砂防部保全課海洋開発官、防災課防災調整官、河川計画課河川情報企画室長、治水課事業監理室長、九州地方整備局企画部長を経て2019年7月から水管理・国土保全局治水課長。55歳。神奈川県出身。

　なお、岡村次郎・北陸地方整備局長、堀田治・中部地方整備局長、丹羽克彦・四国地方整備局長の3人は留任となった。

◎大臣官房技術審議官に廣瀬昌由氏

　また、国交省が7月1日付で発令する幹部人事異動において、大臣官房技術審議官に廣瀬昌由（ひろせ・まさよし）氏、大臣官房技術総括審議官には髙田昌行（たかだ・まさゆき）氏が就任する。

　廣瀬氏は、1990年京大大学院工学研究科修了、建設省採用。国交省水管理・国土保全局治水課企画専門官、河川計画課河川事業調整官、水資源機構経営企画本部経営企画部長、国交省大臣官房付、内閣府政策統括官（防災担当）付参事官（調査・企画担当）などを歴任し、2018年7月から国交省水管理・国土保全局河川計画課長（内閣官房水循環政策本部事務局参事官）。55歳。京都府出身。

　髙田氏は、1986年大阪大学大学院工学研究科修士課程修了、運輸省採用。国交省港湾局振興課長、産業港湾課長、関東地方整備局副局長、東北地方整備局長を経て2019年7月から港湾局長。59歳。大阪府出身。