業界記事

【就任インタビュー】 国土交通省 森昌文技監「現場の力を大事に」

2016-07-12

 国土交通省の森昌文技監は建設専門紙の就任インタビューに応じ、「国土交通省は現場力を大事にする役所で、特にインフラの老朽化や強靭化を図っていく上でも現場の力を大事にしなければいけない。現場で何が起こっているのか、どういう課題を抱えているのかに耳を傾け、現場レベルの目線で物事が動きやすくなることを考えたい」と抱負を語った。
現場の生産性向上の取り組みとして国交省が進めるi-Constructionについて、森技監は「どのように現場に根付かせていくのかという課題もあると思う。右向け右で全国一律で導入しなければいけないという方向に持って行くつもりは無く、現場でモデル的に導入し、それぞれの分野で工夫できるものを探りながら一歩ずつ着実に進めていきたい」との考えを示す。
 大臣官房技術審議官の時から携わっているNETIS(公共工事等における新技術活用システム)に関しては思い入れがあるとし、「現場で応用して使ってもらい、広めようとする工夫を一層強力に進めていきたい」と話す。「上から目線ではなくて新しい技術、新しい工法、新しい材料を使っていく中で現場の職員の技術力が高められ、それを刺激として企業でも新しいものが出来上がっていく相乗効果を期待している」とした。
 施工時期の平準化については「公共の発注機関は年度予算というものに縛られていて、3月期に仕上げなければならないと思っている人が多い気がする。それを解消するために標準工期をしっかりと入れて、工期を縛って逆に(平準化の)波を作ってしまうというのも発注者側の責任だと思う」とし、「制度的な仕組みとして標準工期をいかに広げて位置付けるか、それを受・発注者で共有してもらうことに取り組む必要がある。一方で多年度国債や2カ年国債の拡大、繰越手続きや翌債手続きの簡素化など、今までの手続きを改善していくことも、現場のレベルに達するかどうかまでを確認しながら、やっていかなければならない」との持論を展開した。
【略歴】もり・まさふみ
 1959年1月生まれ。奈良県出身。1981年東大工学部卒、建設省採用。国交省道路局高速道路課長、同局企画課長、大臣官房技術審議官、近畿地方整備局長、道路局長を歴任し、本年6月21日から現職。
 

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