建設トップランナー倶楽部が主催する第11回建設トップランナーフォーラムが24日に都内で開催された。今回は「激化する豪雨と戦う地域建設業」をテーマに災害対応等に尽力した事例を学びながら、災害から地域の人々の暮らしや社会基盤を守るために地域建設業が果たすべき役割などを探った。
フォーラムでは豪雨による河川洪水との闘いや、山地崩壊への新たな取り組みを進める地域建設業者が具体的な事例を発表した。各社からは「緊急事態において迅速に資機材を手配し、復旧する技術と労働力を持つのは建設業者しかいないことを忘れてはならない」「災害時に地域の生命・財産を守る使命を持っている」「プロ集団として災害に立ち向かわなければならない」「守りの防災から攻めの防災に力を入れることも大事」といった決意表明、提言があった。
また、行政、業界団体、建設会社の関係者が意見を交わし、過去の災害対応で地域建設業が果たしてきた役割を振り返るとともに、激化する豪雨と戦う地域建設業の必要性や重要性を確認。「地域の安全・安心、雇用・経済を支えるのは建設業界。地域の強靭化と地方創生で模範を示していただきたい」と期待を寄せた