業界記事

【就任インタビュー】 最優先課題は「人材育成」/日測協・清水英範会長

2019-07-16

 日本測量協会(日測協)の清水英範・新会長が就任インタビューに応じ、「測量は人類の歴史であり、重要な分野」と強調したほか、次世代を担う人材育成を最優先課題に挙げた。
 清水氏は、山積する課題の中で最優先課題は「人事育成」と断言。測量業界も他の業界と同じく人材の確保が大きな課題になっているが、ただ人材を確保するという考えは間違っていると警鐘を鳴らす。「人材は魅力的な業界に集まる。人材を育成し、その人たちの頑張りによって測量業界を魅力ある業界へと発展させなければ、有為な人材の確保など期待できない」とした。
 協会の取り組みについては、会報誌や関係図書の出版事業、測量・地理空間情報イノベーション大会、G空間EXPOに代表される各種の講習会・シンポジウムの開催、測量機器・成果の検定など直接、間接に人材育成に関わるさまざまな活動を行ってきたが「これらの活動を一層充実させていくとともに、必要に応じて活動の再編・強化を行いたい」と意気込む。
 また、これまでの自身の経験から、特に協会の委員会活動に参加することは非常に有意義とし「社会人として育てていただいたと思っている。若手委員が大きく成長していく姿も目の当たりにしてきた」と話し、人と人の交わりや連携が重要と強調する。
 現在は大学教授との二足のわらじを履くが、来年4月からは日測協の会長職に軸足を置く。今後の手腕が期待される。
 
【略歴】しみず・えいはん
 東京大学講師、岐阜大学助教授などを経て1998年4月に東京大学(大学院工学系研究科社会基盤学専攻)教授に就任。日測協では2005年に理事に選任、常務理事、副会長を経て19年6月25日の総会で新会長に就任した。1959年11月12日生まれ。59歳。
 

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