国土交通省は、グリーンインフラの実装に取り組む地方公共団体を支援する。このほど、先導的グリーンインフラモデル形成支援の対象団体募集を開始、5月27日まで受け付けている。これまでの要件を見直し、既存の取り組みに限らず構想・計画段階の取り組みも加え、地域のグリーンインフラ実装へ広く支援する。
コンサルタントや専門家を派遣することで、構想・計画策定や体制構築等の事業組成に向けた支援や、事業効果の評価・測定方法の検討等による既存の取組の発展・評価に向け支援する。
主な支援メニューは、支援対象の事業段階やニーズに応じるため柔軟に実施する。構想や計画段階であればロードマップの作成、アクションプランの作成、活用可能な予算制度の紹介、資金調達手法の検討など。体制構築の場合は、協議会等の設置支援、関係機関との調整支援、有識者等による講演、勉強会の企画・開催支援などとしている。
支援対象は2タイプあり、国交省、国交省委託のコンサルなどが支援する重点支援団体は3団体程度が対象となる。そのほか、重点支援対象以外の団体もある。支援内容などが異なる。
いずれも支援期間は2025年3月までの1年間。公募締め切り後に有識者委員会で審査が行われ、7月中旬からスタートする。10~11月に中間報告、年明け1月にグリーンインフラ産業展で取り組み発表も予定している。最終報告は3月。