業界記事

【新入社員意識調査】 8割以上がやる気/仕事を通じ成長望む/アフターコロナ第1世代

2024-04-24

 アフターコロナ第1世代となる2024年4月の新入社員4227人に対する意識調査結果をALL DIFFERENTがまとめた。8割以上は仕事に対して「やる気度が高い」、6割以上が「仕事を通じて成長していきたい」と回答し、意欲の高さが際立つ結果となった。一方、残業はせず「定時に帰りたい」割合は過去最高で、Z世代の価値観としてよく言われる“タイパ”を象徴する結果だった。
 これからの仕事に対して82%がやる気が高い回答。まあまあやる気がある15・3%を加えると97%を超えており、やる気みなぎる新入社員像が見えてくる。
 社会人としてスキルアップするためには、会社での仕事を通じてが63・9%。次いで自分の人脈を通じてが31・9%で、30ポイント以上開いており、大多数が仕事を通じてスキルアップを図りたいと考えている。
 自分が成長するために必要だと思うものについては、1位「仕事を通じた成功体験」、2位「仕事を通じた失敗体験」、3位「上司や先輩からの事後フィードバック」となった。現場での実践経験や周囲からのフィードバックが必要と考えていることが分かる。
 自分のキャリアアップにつながる理想の上司を聞くと、57・4%が「間違いを指摘してくれる」と回答。キャリア形成支援に関しては「上司に相談できる機会をつくってほしい」が56%で、過去最高の水準になっている。労働時間への考え方は「定時に帰りたい」が48・2%で過去最高の割合。「週に2、3回の残業まで」が38・5%となった。
 調査結果から、企業側は新入社員の「高いやる気」を活かすために、今まで以上に仕事や成長の目的・目標をはっきりと提示し、達成に向けた計画的な業務アサインやフィードバックを通じた内省支援を行う必要がある。業務指導やフィードバックは、上司や先輩社員が新入社員の間違いを的確に指摘でき、正しい答えを提示していく形が望まれる。育成側は対象者を観察し、状態や思考を把握したうえで、意図的・計画的・継続的に育成することが求められる。また、新入社員の多くが上司に相談できる機会を求めている。日々の適切な指導と同時に、相談しやすい環境整備も重要となる。

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