業界記事

【道路構造物点検】 78の新技術加える/24年度性能カタログを策定

2024-04-15

 国土交通省は、道路構造物の点検の効率化・高度化へ「点検支援技術性能カタログ」を策定しており、2024年度は橋梁・トンネル・土工52、舗装11、道路巡視15の合計78技術を新たに追加した。2022年度から橋梁・トンネル、23年度より舗装を含めた直轄国道の点検で、点検支援技術の活用を原則化している。

 橋梁は34技術を追加。桁間に設置したロープ上を移動しながら床版を撮影する画像計測技術、AEセンサで床版内面の劣化箇所を可視化する非破壊検査技術、小型ボートにより洗掘状況を把握する計測・モニタリング技術等が位置付けられた。

 道路トンネルは15技術が追加となった。走行車両による撮影画像からひび割れ等を検出する技術、点検車から離れた位置の打音異常を判定する技術、点群データより変形の進行を把握する技術等を加えた。なお、トンネル・橋梁共通でデータ収集・通信技術を1つ追加した。

 土工はカルバート、アンカーの点検に活用できる4技術を加えた。撮影画像から3Dデータを作成し、カルバートの点検を行う画像計測技術、打音検査によるデジタル振動情報からカルバートの変状を把握する非破壊検査技術、アンカーの固有振動周波数や振動特性からアンカー緊張力を推定する非破壊検査技術等を挙げた。

 舗装はひび割れ率・わだち掘れ量・IRIの判定技術で、新たに11技術を加えた。

 道路巡視は10~20cm、20cm以上のポットホールの位置を特定できる技術を新たに10技術追加。区画線の摩耗、建築限界の超過、標識隠しを判定できる技術を7技術掲載した。

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