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　日本コンストラクション・マネジメント協会（日本CM協会、川原秀仁会長）は、CM選奨2024の結果を発表し優良事例となる14件が選出された。特に優れた成果をあげた優秀賞は6件、際立った特徴を評価する特別賞1件が選ばれた。

　今回は生産・研究開発関連の施設が多く入選した。また、より多様な事例を広く募るため、従来のCMチャレンジ奨励賞の趣旨を継承したCM部門賞を新設。生活関連領域の1件のプロジェクトを選出した。

　選奨の全体的な傾向としては、生産・研究開発施設の受賞が増加した。国際競争力を高める施設が求められ、より多角的な提案が実施され、審査で評価されたことが理由として説明された。

　日本CM協会は「次回はより広範な事例の応募に期待したい。特に地方でもコンストラクション・マネジメント方式は浸透している。CM部門賞にもぜひ気軽に参加していただきたい」と応募を呼び掛けた。

　CM選奨はコンストラクション・マネジメントの普及発展、健全な建築生産システムの再構築、倫理観を持ったプロフェッショナルの育成に資することを目的として創設された制度。今期で12回目を迎え、20件・10社から応募があった。

　受賞者は次の通り。

　▽AJINOMOTO NEW FACTORY PROJECT（マレーシア、ヌグリ・スンビラン州）=プラスPM

　▽TEA SQUARE　森半　プロジェクト（京都府宇治市）=阪急コンストラクション・マネジメント

　▽祇園甲部歌舞練場　令和の大改修プロジェクト（京都市）=日建設計コンストラクション・マネジメント

　▽中外ライフサイエンスパーク横浜建設プロジェクト（横浜市）=日建設計コンストラクション・マネジメント

　▽海老名総合病院再整備CM業務（神奈川県海老名市）=山下PMC

　▽SAGAサンライズパーク整備事業におけるCM業務（佐賀市）=山下PMC

　▽北海道ボールパークFビレッジ／エスコンフィールドHOKKAIDOプロジェクト（北海道北広島市）=山下PMC