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殉職者の冥福祈り第89回大河津分水慰霊式

2024-04-24

 北陸地方整備局信濃川河川事務所は20日、大河津分水殉職者慰霊式を執り行った。大河津分水建設工事やその後の補修、維持管理工事で殉職した100人の冥福を祈るとともに現在、進められている改修事業の安全を願った。89回目となる慰霊式には国会議員や県議会議員をはじめ大河津分水の恩恵を受ける新潟市、長岡市、三条市、燕市の市長らが列席。殉職者に黙とうをささげるとともに慰霊碑への献花を行った。
 北陸地整の遠藤仁彦局長は「近年、災害の激甚化、頻発化が顕著であり、一昨年の県北豪雨や昨年の富山県の小矢部川では、記録的な豪雨により、甚大な被害が発生し、さらなる治水対策の必要性を痛感した」とし、「あらためて大河津分水路の通水に尽力された先人に感謝するととともに、これからも越後平野の治水の要となるよう大河津分水路の令和の大改修に全力を尽くすことを誓う」とする決意を語った。
 1909年から始まった分水路工事には延べ1000万人が従事し、分水路工事で84人、その後の自在堰陥没に伴う補修工事、維持工事などで16人が殉職した。大河津出張所内に建立された慰霊碑には100人の名前が刻まれている。
【写真=遠藤局長が献花】

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