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　身延町は、旧大須成小学校の解体工事を本年度に行う。工事は指名競争入札で執行し、早ければ今月中にも発注したい考えだ。
　久成５００５に位置する旧校舎の建物を解体してさら地にするもの。
　旧校舎はＷ造２階建て。旧中富町の時代に建設されたもので、同校が廃校となってからは約40年ほどが経過する。
　近年は地元の地域活性化を目的とした取り組みに対して、町が建物を貸し出すなどして供用され親しまれていたという。
　しかし、Ｗ造のため経年による劣化が著しく、内部には傷みが見られるという。町では建物に係る維持管理の検討を重ねてきたが、同地域は人口減少や高齢化も年々進んでおり、建物の利用ニーズを考慮。建物を今後維持するための財政的な措置も難しい状況となったことから、除却する方向とした。
　解体工事に伴う設計業務については直営でまとめた。
　工期には６カ月間を見込んで完了させる。
　事業費は本年度の当初予算に２６１１万４０００円が計上されている。
　なお、旧校舎を解体した後の跡地利用はまだ未定とし、町では今後検討していく考えだ。

【写真＝解体される旧校舎の外観】