業界記事

県教委、学校長寿命化 高校20億円、特支校4億円、24校で設計、工事

2024-04-13

 県教育委員会は、県立高校17校と特別支援学校7校で長寿命化改修工事を計画している。設計と工事は真岡北陵高など高校7校7棟10カ所と盲学校など特支校2校3棟5カ所。工事のみは宇都宮白楊高など高校6校8棟16カ所と今市特支校など特支校2校5棟5カ所。2025年度以降の工事に向けて烏山高など高校4校と岡本特支校など特支校3校で設計を実施する。当初予算には高校17校に20億1443万円、特支校7校に4億359万7000円を計上している。
 今年度の改修部位は屋根13カ所、外壁12カ所、内部1カ所、給水設備5カ所、トイレ4カ所、エレベーター1カ所。
 工事時期は前年度に設計した学校が夏休み、単年度で設計と工事を行う学校が冬休みや春休みを利用する見込み。
 このほか、当初予算には衛生設備緊急改修事業に7000万円を措置。石橋高など高校16校のトイレの便器を洋式に更新する。
 長寿命化改修工事は県立学校施設長寿命化保全計画第Ⅱ期中期計画(2022~26年度)に基づく。事業規模は5年間で総額120億円規模。約165棟が対象。
 第Ⅱ期からは予防保全型の対策にシフト。対象棟は改修時期が到来し、劣化度が全面改修の状態にある部位がある建物。工事の実施年度は劣化度合いや利用状況などを総合的に勘案する。
 改修時期が未到来の場合も不具合発生時の学校に、多大な影響を及ぼす重要設備や不具合が発生し早急な対応が必要な部位を含む。
 計画は今後発生する新たな不具合や定期点検等の結果、高校再編計画の進捗に応じて見直す。具体的な事業箇所は毎年度の予算調整を経て決定する。
 第Ⅰ期では雨漏り箇所などの事後保全対応の施設が多かった。
 長寿命化保全計画(16~55年度)の対象施設は、延べ床面積200平方m以上の校舎や体育館など780棟91万4891平方m。
 計画的な改修で費用の縮減を図るとともに、建物や設備の機能維持・回復を行いながら児童生徒の安全安心な学習環境を確保する。

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