業界記事

基本設計は宮本忠長事務所/S造1800㎡、1500食を調理/東部地区給食センター建設

2024-04-12

 東御市は東部地区4小学校の給食を提供する給食センターを建設する。2月に基本設計業務について宮本忠長建築設計事務所(長野市)と契約を締結。7月末をめどに業務を完了させ、実施設計へ移行する。着工や開所の時期は現時点で未定。
 東部地区4小学校(田中、滋野、祢津、和)の給食は現在、学校ごと調理を行う自校方式で提供している。しかし、各給食室は老朽化により、機器の不具合や更新などで費用がかさむとともに、安全・安心な調理の面での課題も生じている。このため、4校を統合したセンター方式の給食センターを建設し、アレルギーを始め多様な食に幅広く対応できる効率的で安定的な学校給食を提供する。
 基本設計の事業者を選定するプロポーザルの際に示した計画規模はS造2階程度、延べ約1800㎡。1500食の調理が可能な施設とする。建設候補地は田中小学校(県71-2)の北側の敷地約3000㎡。一部は市有地だが、今後用地取得を行う必要がある。
 基本設計の完了は7月末ごろを想定。その後、実施設計へ移行する。実施設計費は当初予算に計上しておらず、今後の補正予算で対応する。基本設計完了後のスケジュールについて教育部教育課は「着工や開所の時期、実施設計への移行時期についても現時点では未定。ただし、築40年を超える給食室もあり、できるだけ早期の建設を目指したい」と話した。
 なお、基本設計のプロポーザルには2者が参加意向を表明したが、企画提案書を提出したのは宮本忠長建築設計事務所のみだった。委託契約は2月28日に締結。契約金額は770万円(税抜き)だった。

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