業界記事

7億円投じ浄水池建設/電気設備更新は18日開札/塩野浄水場

2024-04-12

 須坂市は2024年度から塩野浄水場(塩野1032)の浄水池建設工事と電気設備更新工事に着手する。当初予算で継続費として浄水池建設に7億円、電気設備更新に3億8005万円を確保した。浄水池工事は第3四半期の入札を予定。電気設備更新工事は一般競争入札を公告済みで、開札は4月18日に行われる。
 塩野浄水場は豊丘ダム下流の灰野川を水源とする急速ろ過方式の浄水場で、1996年に完成した。建設から28年が経過し、耐用年数を迎える電気設備関係を一新するとともに、2基目の浄水池を建設し、非常時のバックアップ体制を整える。両事業とも設計業務は23年度に発注し、新日本設計(長野市)が実施した。
 新たな浄水池は既存浄水池(PC構造、φ24m×6.6m、有効容量3000m3)の北隣に建設。PC構造で有効容量2072m3のタンクを1基建設する。施工者の選定は第3四半期(10~12月)に一般競争入札で予定。水道課は「JVでの施工を想定している」と話した。予定工期は20カ月。継続費7億円の年割額は24年度2億8000万円、25年度3億5000万円、26年度7000万円。
 一方の電気設備更新工事は3月27日に事後審査型条件付一般競争入札を公告。開札は4月18日に行われる。工事概要は電気設備更新一式。工期は26年2月27日。継続費3億8005万円の年割額は24年度1億5000万円、25年度2億3005万円。

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