業界記事

設備投資は総額32億/守谷など7駅で段差解消

2024-04-11

 つくばエクスプレスを運営する首都圏新都市鉄道はこのほど、2024年度事業計画を公表した。設備投資計画として総額32億円を見込んでいる。安全で安心な鉄道輸送の確立に16億円を投入し、バリアフリー対策や鉄道セキュリティ対策などを推進していく。加えて、充実したサービスの提供に6億円を充当。8両編成化事業を推し進める。経営基盤の強化には10億円を充てる。
 安全で安心な鉄道輸送の確立は、鉄道設備等の信頼性の向上に14億円、その他に3億円を投入。24年度は、車両の大規模更新や運転保安装置の更新に向けた準備・更新計画の作成を進める。変電所・配電所の更新も26年度の完了を目指し実施。将来的な変電所の更新計画作成等も進める。そのほか、信号設備更新に伴う詳細設計に向けた準備・工事計画の作成、レール交換等の増加、軌道検査機器の更新を行う。
 防災対策の強化も掲げており、駅防災設備の更新や光警報装置を導入。水害対策として防水扉など浸水防止器具や簡易設置型止水板の取扱い訓練を実施する。バリアフリー対策の推進では7駅(浅草駅・六町駅・八潮駅(1、4番線)・南流山駅・流山おおたかの森駅・守谷駅・万博記念公園駅)を予定。鉄道セキュリティ対策は、24年度に保有する全車両内への防犯カメラの設置完了を目指す。
 充実したサービスの提供は、8両編成化事業の推進に4億円。24年度では北千住駅のホーム延伸工事に着手する。その他の2億円により、LED化の推進には駅事務所のLED化を予定している。
 経営基盤の強化10億円のうち、現場組織体制の強化に1億円を投入。総合基地整備事業として、鉄道施設変更認可手続きのほか各種行政手続き等や工事発注準備を行う。ブランド向上には5億円を充て、TXアベニュー八潮改修、駅ナカ・高架下などの利活用検討などに取り組む。



【LED化した駅構内照明(事業計画書より転載)】

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