業界記事
ごみ焼却施設改修に23億円/野沢分署内部改修へ設計/24年度予算
2024-04-10
岳北広域行政組合の2024年度予算は、一般会計の総額が14億953万円で前年度比0.8%減。ごみ焼却施設「エコパーク寒川」(飯山市照岡2600-1)の大規模改修事業を24~26年度の3年間で実施するとし、歳出予算で工事費4560万円と施工監理委託料83万円を計上するとともに、25~26年度の債務負担行為で22億7565万円の限度額を設定した。既報の通り4月3日付で、設計・施工一括方式により事業者を選定するための条件付一般競争入札を公告している。
資格点数条件は清掃施設1000点以上。入札参加は単体企業に限定する。参加申請期限は4月16日、開札日は5月16日。7月の臨時議会で議決後、本契約となる。工期は2027年3月31日。
同施設は09年4月に竣工。ごみ焼却施設とリサイクル施設が1つの建屋に配置されている。今回の工事はごみ焼却施設のみが対象で、大規模改修はこれが初めてとなる。炉形式は連続燃焼式ストーカで、処理能力は可燃ごみ17.5t/日×2系列。改修により延命化を図るとともに、二酸化炭素排出量削減対策も併せて行う。施工監理業務は別途発注する予定。
なお、施設の建設工事はプランテック(大阪市)と北野建設(長野市)のJVが行った。
予算ではこのほか、エコパーク寒川の設備補修工事に1億2000万円、下水処理場「グリーンパークみゆき野」(飯山市飯山3718)の設備補修工事に5660万円を計上した。
また、飯山消防署野沢分署(野沢温泉村豊郷9110-2)に女性専用施設等整備するための設計監理委託料270万円を計上。間取りの変更により女性専用の仮眠室・更衣室、洗面・トイレなどを整備する。工事は26年度に予定している。
予算の建設関連歳出は次の通り。(単位千円)
■一般会計
【衛生費】
◆みゆき野斎苑設備補修◇工事=5,290
◆クリーンパークみゆき野設備補修◇工事=56,600
◆エコパーク寒川等設備補修◇工事=120,000
◆エコパーク寒川大規模改修(熱回収施設の基幹的設備改良)◇施工監理等委託=836◇基幹的設備改良等工事=45,606
◆最終処分場設備補修◇工事=8,000
◆最終処分場埋立施設残容量測量◇測量等委託=830
【消防費】
◆野沢分署庁舎改修工事設計◇設計監理等委託=2,700
◆消防救急無線・通信指令台保守点検◇脾腫点検等委託=15,730
◆消防救急無線・通信指令台維持管理◇部分甲信等工事=12,606
◆気象観測装置更新◇機器更新・点検等委託=4,300
◆無線局定期検査◇定期検査等委託=3,740
【債務負担行為】
◆エコパーク寒川大規模改修事業(25~26年度)=2,275,658
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