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　県教育庁は２０２４年度、水戸商業高校など学校施設13校14棟で長寿命化事業を実施する。例年６月ごろより順次、一般競争入札を公告。過年度における参加条件を見ると、県内に本店を構え類似案件の実績を有する建築Ｓ等級で、建築一式工事の年間平均完工高が本工事の予定価格以上であることなどを求めた。そのほか、特別簡易型（Ⅱ）総合評価、週休２日・快適トイレを採用した。
　長寿命化を行う対象13校14棟は▽水戸商業高校実習棟▽水戸南高校屋内運動場▽石岡第一高校実習棟▽竜ヶ崎第一高校特別教室棟▽笠間高校本館
　▽石下紫峰高校管理・普通教室棟▽水戸工業高校屋内運動場▽古河第三高校屋内運動場▽土浦第二高校体育館▽霞ヶ浦聾学校体育館　▽友部特別支援学校小学部Ａ棟▽友部特別支援学校体育館▽水戸聾学校寄宿舎（食堂・厨房）▽下妻特別支援学校校舎棟－となっている。
　改修メニューとして外壁、屋上防水、金属屋根、空調設備機器、照明機器、非常放送設備、中性化対策、給排水設備、ＬＥＤ、トイレ洋式、可動間仕切り設置などが挙がり、学校の状況に合わせて決定していく方針。
　各学校の設計は▽水戸南＝戸頃建築設計事務所▽石岡第一＝福富建築設計事務所▽竜ヶ崎第一＝横島設計▽笠間＝宮本建築アトリエ
　▽石下紫峰＝須藤設計▽水戸工業＝桜設計事務所▽古河第三＝つくば建築設計事務所▽霞ヶ浦聾学校＝増山栄建築設計事務所▽友部特別支援学校小学部Ａ棟＝美景総合建築設計室▽友部特別支援学校体育館＝カナザワ建築設計事務所
　▽水戸聾＝ヤマト建築設計事務所▽下妻特別支援＝井川建築設計事務所がそれぞれ担当した。
　県立学校施設の長寿命化計画に基づき、県立高等学校及び中高一貫教育校における予防保全の実施等により計画的に学校施設の長寿命化を進める。さらに、中長期的なコスト縮減・財政負担の平準化を図りつつ、安全・安心な教育環境の確保を図る。



【長寿命化する水戸南高】
【２０２４年度の長寿命化事業実施校一覧】