業界記事

23町村の予算出そろう

2023-03-30

県内23町村の2023年度当初予算が出そろった。普通建設事業費・工事請負費総額の合計は216億347万3000円。対前年度比で8・8%増となっている。10町村が前年度比で増額となっており、特に大型事業が着工となる榛東村と南牧村は前年度比300%以上の伸びを見せている。
対前年度比で普通建設事業費および工事請負費総額が増額したのは◇榛東村(311・2%増)◇南牧村(383%増)◇長野原町(58・8%増)◇嬬恋村(17・1%増)◇草津町(27・2%増)◇片品村(64・7%増)◇川場村(43・6%増)◇明和町(24・4%増)◇千代田町(6・2%増)◇邑楽町(36・7%増)-の10町村。
大幅増となった町村はいずれも大型事業の着工を控えている。311%増の榛東村では、複合施設の建設に向けて24年度債務負担行為も含めて50億円を超える事業費を確保。榛東中学校サッカーグラウンド東側へ、給食センターとコミュニティーセンターを合わせた施設を整備する。
383%増の南牧村は、なんもく学園の建設工事費に約11億円計上。なんもく学園は南牧小学校と南牧中学校を統合した小中一貫校で、体育館と一体的に整備する新校舎はS造平屋床面積2000㎡弱で整備する。
この他、町村における大型事業としては、嬬恋村の嬬恋会館建設事業へ24年度の債務負担行為合わせて20億円以上の事業費を充当。2階建て、延べ床面積2000㎡規模の施設を建設する。
長野原町は小中学校統合工事費として3億5750万円。西中学校を活用し、あさま小学校を開校する。
草津町では立体交差事業関連に予算を配分。各関連事業を合わせて5・5億円を計上し、秋ごろの完成を目指す。
減額となった町村でも、みなかみ町の小中学校統合推進事業や大泉町で西小学校長寿命化改修などが大型事業として挙がる。
みなかみ町の小中学校統合推進事業は7億5047万2000円を計上。水上小学校で校舎の外装部を対象とした工事を行う。月夜野地区での小学校統合では、桃野小学校の敷地とその拡充地へ校舎の建設を計画しており、23年度に実施設計を作成する。
大泉町の西小学校改修事業は、24年度の債務負担行為も含め約14億円で校舎2棟を対象とした長寿命化改修を行う。庁舎整備に向けては、実施設計に駒を進めるところ。

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