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　県監理課は29日、２０２３・24年度建設工事および建設コンサルタント業務の入札参加資格者を決定し、５業種の格付けを公表した。全体的に前回と横ばい傾向で、共同受付全体は４９４０件。県への申請が４３７１件。県内土木Ｓ等級は１０４社。株木建設が１位で、常総開発工業、オカベと続く。建築Ｓ等級が66社。株木建設が１位となり、常総開発工業、鈴縫工業が上位に並ぶ。新基準「労働条件審査」では１１４社が申請し、１１０社が満点となった。（詳細は●～●面）

　県は入札・契約制度の運用にあたり、公平性・競争性を確保するとともに、工事の品質確保や災害対応、地域のインフラ整備・維持管理を担う地域の守り手の確保・育成の観点から、経営状況・経営規模・技術力などを総合的に勘案。建設工事の格付に係る総合点数基準を設定した。
　前回からの改正には、技術等評価項目に働き方改革とダイバーシティを追加。時間外労働の上限規制に、いち早く対応する取り組みや、女性・若年の技術者確保、外国人材の活用を評価。工事成績の平均点が優良であれば評価を上乗せるほか、社会貢献活動に防疫業務を加えた。また、電気・管・舗装のＣ等級を今回格付けからＢ等級へ統廃合している。
　労働条件審査には１１４社が受審し、１１０社が満点を獲得した。Ｓ等級、Ａ等級の企業が約９割を占めるが、Ｂ等級や電気工事の企業も積極的に受審する結果となっている。
　県内の土木Ｓ等級は全体２４２社に対して１０４社。建築Ｓ等級が全体１９６社中66社。電気Ａ等級は３２２社のうち95社となった。管Ａ等級が３４６社に対して１６３社。舗装については３２１社に対して２７９社だった。
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　格付け５業種の県内上位企業は次の通り。
【土木Ｓ等級】
　▽１位＝株木建設▽２位＝常総開発工業▽３位＝オカベ▽４位＝松崎建設▽５位＝菅原建設
【建築Ｓ等級】
　▽１位＝株木建設▽２位＝常総開発工業▽３位＝鈴縫工業▽４位＝オカベ▽５位＝秋山工務店
【電気工事Ａ等級】
　▽１位＝日立パワーソリューションズ▽２位＝イガラシ綜業▽３位＝根本電興▽４位＝河村電気工事▽５位＝トミデン
【管工事Ａ等級】
　▽１位＝暁飯島工業▽２位＝日立パワーソリューションズ▽３位＝関彰エンジニアリング▽４位＝宮本冷機▽５位＝飯村機電工業
【舗装工事Ａ等級】
　▽１位＝昭和建設▽２位＝株木建設▽３位＝常総開発工業▽４位＝オカベ▽５位＝菅原建設