業界記事

施設全体4.5万㎡規模/「道の駅」基本計画策定

2023-03-17

 那珂市の複合型交流拠点施設「道の駅」整備が動き出す。施設規模は全体で4万5000㎡とし、一棟型または分棟型の施設配置を想定。全体事業費が26億円を試算する。事業手法については、運営重視型の公設民営(EOI方式)方式を採用し、新たに第三セクターを設立して管理運営を行う。2023年度は体制構築に向けて事業者の選定を行うほか、整備候補地の測量・地質調査に着手。順調なら24~25年度に基本・実施設計をまとめ、26~27年度にかけて建設工事を進める。
 市では、このほど那珂インターチェンジ周辺地域における複合型交流拠点施設「道の駅」整備に係る基本計画をまとめた。整備予定地となる飯田押敷交差点では、那珂インター線と菅谷・飯田線(バードライン)に接する形で、敷地全体で4万5000㎡を想定。うち屋内施設の規模が2880㎡、屋外面積は4万2120㎡とした。
 導入機能では、農畜産物直売所・特産品販売コーナー(450㎡)や飲食施設(420㎡)などを設置。駐車場は399台収容の1万3000㎡規模を確保し、利便性向上を図る。また子育て世代向けには、ベビーコーナー・キッズルーム(40㎡)や芝生広場・水広場(8000㎡)、屋内の全天候型プレイゾーン(400㎡)を設ける。
 このほか、交通連結機能(高速バス停留所、パークアンドライド、RVパーク、ETC2.0立ち寄り)や防災拠点機能(防災倉庫、太陽光発電設備、ヘリポート)などの検討も進めていく。
 周辺の動線計画では、4車線化を進める菅谷・飯田線から敷地内への出入口の設置を検討。敷地外周には道路を新たに整備し、既設道路との交差点を新設する。駐車場は大型車と小型車でエリア分けを考慮する。
 建物配置は、屋内施設を一つの建物に集約する「一棟型」と、分散配置する「分棟型」の2パターンで検討を進める。
 全体事業費は概算で25億9875万円を算出。このうち現時点での補助事業の総額が7億6593万5000円。今後も交付金・補助金の準備を進めていく。
 施設の整備や維持管理、運営手法については、施設の維持管理・運営者を先行して決定し、設計・施工を監修する公設民営(EOI方式)を採用。設計と建設は分離発注し、維持管理、運営は指定管理者制度にて委託する。管理運営主体は、第三セクターを27年度末までに設立する。
 23年度には、管理運営体制を構築するため事業者の選定や測量設計、地質調査に着手。当初予算では委託費1831万5000円を措置している。

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