業界記事

49号水原バイパス百津~下黒瀬間が供用

2022-12-08

 国道49号水原バイパスの阿賀野市百津~下黒瀬間5・4㎞が4日に供用を開始した。バイパスの供用により阿賀野市街地の渋滞の緩和や交通事故・騒音等の解消、東部産業団地から新潟港や高速道路へのアクセス向上が期待される。同日には8月にオープンした「道の駅あがの」の完成式とあわせて開通式典が挙行され、国、県議会議員や地元関係者、施工関係者など、およそ130人が参加し、テープカットやくす玉開披で新たな道路と拠点施設の完成を祝った。
 水原バイパスは、慢性的な渋滞が発生している阿賀野市内の走行環境の改善、産業物流支援を目的とした全長8・1㎞のバイパス事業。2000年に事業化され、03年に用地取得、05年から工事に着手した。主に、ほ場部を通過しており高盛土で道路を構築。軟弱地盤や盛土材の改良などで時間を要した。残る寺社~百津間の2・7㎞についても用地買収が完了。今後、4年程度での全線開通を目指しており、本年度第2次補正予算でも8億5000万円が配分されている。
 また「道の駅あがの」は、交通結節点として国道49号沿いに整備。直轄事業で24時間トイレや情報提供休憩施設、非常用電源、備蓄倉庫などを整備し、阿賀野市が物流施設、観光案内施設所、多目的広場など地域振興施設の整備を担当。建物内は開放的な空間で南側にカフェや屋内遊具が配置されているほか、屋根には安田瓦を使用している。17年に基本構想がまとめられ、20年度から工事着手。ことし8月にオープンしている。
 開通式で、国土交通省の吉岡幹夫技監は「残る寺社~百津間の2・7㎞区間についても地域の期待に応えられるよう全力を挙げて事業を進める」としたほか、阿賀野市の田中清善市長は、「地方における道路は、日常生活はもとより物流、観光など地域の活性化や災害時の緊急輸送路など防災面でも大きな役割を果たす。水原バイパスの部分開通と道の駅の完成は、当市に人や物の流れを生み出し、まちの活性化に弾みがつく」と語った。
【写真=テープカットとくす玉開披、開通パレード】

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