業界記事

真岡土木、408号真岡南BP 橋梁立体で地盤改良工、深層混合処理工法を採用

2022-12-07

 県は国道408号真岡南バイパスの整備で、終点部で主要地方道上三川真岡線の立体化工事に地盤改良工を実施。408号真岡宇都宮バイパスが国道123号をオーバーパスする箇所と同じ深層混合処理工法の採用を固めた。県真岡土木事務所によると、施工延長は交差点南側が170m、北側が180mで各橋台から擁壁を立ち上げる箇所に深さ約12mにわたり土質の硬質化を図る。早ければ年度末から順次、工事を発注する。
 真岡上三川線を跨ぐ橋梁は1径間の単純非合成曲線細幅箱桁橋。橋長は61m、上下線一体型の幅員18・5m。下部工は杭基礎逆T式橋台2基。基礎は場所打ちφ1500のオールケーシング工法。橋梁の詳細設計と地盤改良の工法検討は、富貴沢建設コンサルタンツが担当。
 県は立体化施工にあたり2021年度に工法検討に必要な地質・土質調査を芙蓉地質と中央土木工学研究所に委託した。
 採用予定の深層混合処理工法では、エアを用いてスラリーを霧状に吐出するエジェクター式攪拌で、大径で高品質な改良体を造成。大量施工によりコスト縮減を可能とし、硬質地盤形成に対応する。
 真岡南バイパスの事業延長は真岡市寺内から長田までの3480m。幅員は30m。総事業費140億円。事業期間は2014年から25年度までを予定。21年3月に暫定2車線で供用を開始した。
 常総・宇都宮東部連絡道路の一部を構成し真岡バイパス、真岡北バイパス、真岡宇都宮バイパスと連携。北関東自動車道真岡ICへのアクセス強化や国道408号の混雑緩和、鬼怒川左岸地域の産業支援など重要な役割を担う。
 用地取得は完了。全線にわたり4車線化工事を進めており、立体化箇所では上下線交差点の切り回し工事を行い、地盤改良工事に備える。

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