業界記事

町長として複合施設建設目指す 堀門太・昭和町議

2022-12-06

 昭和町の堀門太町議は12月議会で、庁舎機能を含む複合施設の必要性を訴えた。塩澤浩町長は、これまでに施設の長寿命化を軸に公共施設再編を進める方針を示しているが、この日の答弁で、まだ最終決定には至っていないことを強調。堀議員は町議の立場では実現は不可能とし、来年2月の町長選に立候補する考えを表明した。
 堀議員は1日の一般質問で8月に行われた地元説明会について「点在する各施設を長寿命化で維持するよりも、庁舎を含めた複合施設を新たに建設したらどうかという声もあった」と述べ、町長の考えを聞いた。
 塩澤町長は「公共施設の建築・改修において多額の費用が掛かることから、厳しい財政状況の折、経費を最小限に抑えるため、施設の長寿命化を図る方策を町の考え方とした」と、これまでの経緯を説明。その上で、「今後は多様な意見がある中で、どのような方法が施設の利便性向上を図り、財政的にも効率の良い再編方法となるのか、検討しながら方針を決めたい」と、まだ最終決定には至っていないとした。
 塩澤町長は8月の本紙取材に、複合化実現にあたり財源の確保がネックになること、また複合施設への集中的な投資による他施策への影響を懸念していることを明らかにしている。
 堀議員は「(庁舎に隣接する)中央公民館を建て替えるのであれば、それに便乗して、さまざまな公的な施設をミックスして新しいものを造っていく。その方が利便性も向上する。観光にも寄与できる」と複合施設の必要性を訴え、続けて「私が一議員として複合施設建設を訴えても実現しそうにない。なので複合施設建設を掲げて、来年の2月に行われる町長選挙立候補に向け準備していき、そこで住民の声を聞きたい」と、町長として計画実現を目指す考えを示した。

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