業界記事

　日本建設業連合会（日建連、宮本洋一会長）は、女性が働きやすい建設業へ向けた環境整備を目的に展開してきた「けんせつ小町」のブランドを再構築するリブランディングを行った。『ちゃく、ちゃく』を新たなコンセプトに、建設業で働く人々の明るい未来へ進む姿を表現したイメージ画像などのデザインを刷新した。社会全体でダイバーシティなど女性のみならず全ての人々が働きやすい環境整備へと変化しつつあることを尊重し、なおかつ建設産業では現状で女性活躍が十分ではない実態を踏まえ、業界の内外へ発信していく。
　ポスターデザインには『ちゃく、ちゃく』という表題と『私たちの明るい未来へ、着々と』という、けんせつ小町のコンセプトを要約したメッセージ性の高いキャッチコピーを掲載。さらなる活動の発信力強化を狙う。
　リブランディングに当たってはホームページもリニューアル。ユーチューブやインスタグラム、フェイスブックなどのＳＮＳとの連携強化やコンテンツの整理など閲覧者に分かりやすいデザインへ改善した。また、ホームページからは、ポスターや電子看板用の素材なども無料でダウンロードできる。
　けんせつ小町の活動は活発に広がりを見せており、建設現場で働きやすい職場環境整備を進めている「けんせつ小町工事チーム」は、本年９月末時点で全国５６３チームにまで広がっている。