業界記事

日高市とJR東日本が高麗川駅再整備で施行協定締結 総工事費33.6億円

2022-11-24

 日高市とJR東日本は川越線・八高線高麗川駅の再整備事業について、駅舎と自由通路の工事進行に関する施行協定を締結した。総工事費は33億6505万3000円。工事発注はJR東日本が主体となって行い、2023年3月から設備の移設工、仮設駅舎設置工に着手する予定。26年3月末の竣工を目指す。
 木造平屋、1933年完成の高麗川駅舎を建て替えるとともに、新たに東口を開設するもの。東口広場や駅東西を結ぶ自由通路も整備する。
 今後、2023年3月~9月までの間、仮設駅舎の設置工などを実施、9~11月工期で既存駅舎を解体する見通し。新駅舎の築造は解体完了時期と合わせ着工する構え。
 新たな駅舎はS造2階建て、延べ床面積449㎡、最高の高さ11・5m規模となる計画。自由通路に関しては線路5本をまたぐ想定で、建設規模は橋長35・45m、西口~東口間の通路延長87・9m。
 工事に当たっては、3点の工夫を施す。具体的には、現在の高麗川駅の屋根の色が赤色になっていることから、新しく整備する自由通路と駅舎も赤をベースとした塗装を行う。また階段壁面には県南西部が産地の西川材を使用し、木材の香りや温もりを感じてもらえるようにする。さらに、自由通路のガラスデザインについては、日高市を代表するデザインの中から地元や利用者に対してアンケートを行い、通路のガラス部にフィルムとして貼り付ける考え。
 再整備事業のうち、市では東口広場築造を中心に関係工事を発注する方針。22年度は工事用車両の通行のため、バスシェルターなどの移設工を12月下旬にも指名通知する。本格的な築造は駅舎などの工事完了後、25年度ごろの開始を見込む。

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