業界記事

吾嬬山線は3工区を年度内発注に向け準備

2022-11-19

県吾妻環境森林事務所は森林基幹道吾嬬山線整備について、2022年度内の工事発注を目指し、高日向1緑化工区、高日向2開設工区、大平開設工区の3工区で準備を進めている。早ければ12月に高日向2開設工区を一般競争入札で公告する見込み。このほかの工区でも準備が整い次第、1~3月にかけて工事を順次発注していく。
吾嬬山線は中之条町下渡地内の主要地方道中之条草津線を起点に、東吾妻町を通り中之条町入山地内の同県道との接続部を終点とする森林基幹道。幅員は5m。1993年から事業を進めており、計画延長は4万5880mとなる。2021年度末までに延長ベースの進捗率でおよそ68%、3万1088mを完了させている。
22年度内に工事発注を予定している工区のうち、高日向2開設工区は延長300mで整備を実施する予定。工事内容は現在、積算中のため未確定であるものの、切土工、盛土工、路盤工、擁壁工などが想定されている。設計は森林環境コンサルタント(前橋市)がまとめた。工事発注は、立木伐採手続きなどの関係で12月~1月に一般競争入札を公告する見込み。
大平開設工区は延長150mほどを検討している。工事内容は調整中としているものの切土工、盛土工、擁壁工、防護施設工、置き換え工を行うほか、排水施設として横断溝の設置を想定している。21年度の繰越工事完了後に発注するため、1月下旬~2月ごろの入札が見込まれる。
高日向1緑化工区については、延長150mで法面工事を行う予定。工事延長はまだ検討段階で、変更となる可能性もある。2月~3月ごろに入札となる見込み。20年度と21年度は群馬緑化(前橋市)が法面保護などの工事を担当している。
22年度はこれまでに姉山3開設工区、太平開設工区、檗窪舗装工区の工事について、池原工業(東吾妻町)が着手している。このほか、姉山3工区の測量設計を現在、群馬県森林組合連合会(前橋市)が3月下旬をめどにまとめており、来年度に工事発注する予定としている。
なお、大平緑化工区は予算やスケジュールの都合により22年度内の工事発注が取りやめとなった。

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