業界記事

藤岡市は岡之郷地内にある上水道第８水源地（岡之郷６０７－３）の移設更新工事を計画している。２０２３年度に詳細設計やポンプ室の築造工事、導水管敷設替え工事などを予定。24年度には機械設備工事や電気設備工事、場内整備工事を計画する。
移設更新工事は、都市計画道路藤岡インターチェンジ北口線（第２期）整備に伴い実施する。工事は23～24年度の２カ年で予定。総事業費は１億３９２３万９０００円を見込む。23～25年度の３カ年実施計画で23年度の事業費として２１２５万３０００円、24年度については、１億１７９８万６０００円を位置付けている。
既存施設は岡之郷６０７－３の敷地68㎡に整備されている。ポンプ室はブロック造平屋、床面積20㎡の規模で、水源井はφ４００㎜×１７０ｍ、１日当たりの能力は３５００立方ｍ。水中ポンプはφ１５０㎜×２・０８立方ｍ／分×56ｍ×30kW、１分当たりの能力は２・０６立方ｍとなっている。発電機の能力は75ＫＶＡ、導水管についてはφ２００㎜のダクタイル鋳鉄管を使用。このほか◇流量計＝電磁式、φ１５０㎜、０～２００㎎／<2113>◇圧力測定器＝０～５㎏／<33A0>◇残留塩素計＝無試験残留塩素計、ポーラログラフ法、０～１㎎／◇水位計＝０～30◇ＴＭ・ＴＣ＝Ｄ－１－が設置されている。
<pstyle:記事>新施設は既存施設南東側の敷地に建設する方針。敷地面積やポンプ室の規模は既存と同規模程度を見込んでいる。また、ポンプ室はＲＣ造で建設する予定。詳細は設計で検討する。
水源井は移設により、取水できなくなる可能性もあることから、既設を生かしてφ２００㎜導水管を延伸させて対応する方針。敷設する導水管の管種は設計で検討し決める。