業界記事

栃木土木、小山壬生線・小山環状線、東西2交差点を改善、今年度測量、道路詳細設計

2022-08-02

 県は、小山市扶桑で主要地方道小山壬生線と同小山環状線が重用し、渋滞が発生している300m区間の改善策を固めた。県栃木土木事務所によると、1級河川姿川を渡河する半田橋東側の交差点は小山壬生線分岐の右折レーン設置、西側は現況のY字交差点から小山壬生線を優先道路とするT字交差点に改善する。円滑な交通を確保するため、将来的には拡幅による多車線化を想定し半田橋の架け替えなどを検討していく見通し。今年度は路線測量と道路詳細設計を委託する。
 重用区間の300mのうち半田橋西側の羽川西小入口交差点は、北西から小山壬生線、西から小山環状線が鋭角的に合流。合流後は羽川西小学校への進入路が南側に分岐する変則的な交差点となっている。
 半田橋東側の交差点は、小山環状線が東進し、小山壬生線は姿川に沿って南進する。これら県道2路線は羽川西小学校の通学路に指定され、半田橋の両側には側道橋が架設。交差点2カ所には交差点を横断する歩道橋が設置されている。
 県は2018年度に交通量調査を実施し、1日当たり平均1万6000台を確認。分岐・合流する2カ所の交差点では、朝夕の通勤・通学時を中心に慢性的な渋滞が発生。市は今年度、県議会県土整備委員会への要望箇所に挙げ、渋滞を回避するため通学路を含む生活道路に車両が流入。地域住民からは渋滞事故の発生が懸念されているとし、安全安心な生活基盤を確保するため、渋滞解消に向けた事業促進を要望した。
 栃木土木は21年度までにマクロシミュレーションによる解析とともに、交差点改良に向けた予備設計など調査を実施。解析業務はニュージェック、予備設計を開発虎ノ門コンサルタントが担当した。
 架け替えを検討している半田橋は、1968年度に架設し橋長が72・8m。上部形式は3径間単純H鋼桁橋。幅員は車道のみ7mで、通学児童らの安全を確保するため後年度、両側に歩行者・自転車専用の側道橋を架設している。
 小山壬生線、小山環状線とも交通量の多い交互通行の2車線。半田橋を挟んで両側の交差点間の重用区間300mは、車線数が交互通行の2車線に絞られるため、交通が集中する渋滞箇所となっている。

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