業界記事

下江黒地区で整地工と暗渠排水工

2022-07-28

県東部農業事務所館林農村整備センターは、農地中間管理機構関連農地整備事業として進めている明和町の下江黒地区で工事を2件計画している。2021年度に初弾工を発注した第2工区が対象となり、5・0haの区間整理工を行うほか、排水を促進するために暗渠排水工事を予定している。それぞれ9月ごろの工事発注を見込んでおり、ともに指名競争入札となりそう。同地区の区画整理工は今回発注で完了となり、23年度の確定測量などを残すのみとなる。
同地区は谷田川と県道麦倉川俣停車場線に挟まれた約24haが対象。区域は谷田川南側に位置する約13haの第1工区および、麦倉川俣停車場線の北側に広がる第2工区約11haに分かれている。同整備により水田から畑へ転換し、レタスなどが栽培される。設計はプロファ設計(伊勢崎市)が担当した。進捗率は事業費ベースで77・9%となる。
22年度で区画整理工は全て発注となり、23年度は補完工事と確定測量、換地処分登記を行い、事業完了となる。22年度に行う区画整理工は5haで予定。内訳としては、畑整地0・77ha、水田整地4・26ha、用水路工270m、排水路工510m、道路工20mが内容となる。暗渠排水は排水を促進するために実施する。第1工区2・68ha、第2工区3・01haを対象に実施する。
畑整地については、表土はぎ取り戻し工法(従来工法)で施工する予定。水田整地は一部表土剥ぎ取り戻し工法の箇所も一部含みそうだが、基本的には反転均平工法で施工する予定。
用水路は事業全体で総延長3046mの既設3面張りコンクリート用水路を再編。幅300~500㎜のベンチフリュームで約800mを新設。161mは既設を利用する。
排水路は素掘りや3面張りコンクリートが混在する3066mを2700mへ再編整備。幅300㎜×高さ300㎜~幅1000㎜×高さ1000㎜の穴あきU字溝の敷設を予定している。
同工区の基本的な道路幅員は全幅5mとし、畑を通る2100mは荷痛み防止でアスファルト舗装を施す。舗装構成は表層4㎝、上層路盤15㎝。800m区間は敷砂利舗装を行う。既設利用区間となる1200mの内訳は、全幅5mのアスファルト舗装道が1000m、全幅3mの砂利道200mとなっている。
21年度は第2工区1工事の整地工5・85haを荒井建設(明和町)が担当、第1工区3工事の4・35haを徳川組(邑楽町)が実施した。
同地区の用水源は現在、利根加用水と谷田川より取水している陸田組合の水源を利用。事業により陸田部分は畑として整備するため、陸田組合からの取水を廃止する。利根加用水からの用水のみで田畑を潤す。

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