業界記事

県建設業協会烏山支部、豚熱処分に総出で対応、早朝から整地や掘削

2022-07-26

 県建設業協会烏山支部(岡恒夫支部長)は25日、那須烏山市内の養豚場で発生した約5万4000頭の豚熱埋却地箇所への重機搬入作業に着手した。26日は支部員が総出で埋却地の除草作業や整地に参加する。1班4社(1社2人)、1日当たり8人の4班態勢を敷く。27日は掘削作業を開始する。
 県は「那須烏山市の養豚場で多数の豚が死んでいる」との情報提供を受け、22日に県北家畜衛生研究所が立ち入り検査を実施。血液採取や解剖検査で豚熱の疑いがあり、国の農研機構動物衛生研究部門に詳細な検疫を依頼。遺伝子解析で23日に陽性が判明した。
 県は同日中に18億円に上る一般会計補正予算を知事専決処分した。養豚場の清掃と消毒とともに、全頭を殺処分し埋却する。県は国、市町、団体と連携の上で防疫措置を実施する。清掃と消毒に約2週間、殺処分と埋却に約2カ月を要する見通し。
 消毒ポイントはJAなす南本店(那珂川町)、JAしおのや喜連川支店(さくら市)の2カ所に設置した。県内の養豚場では飼育豚のワクチン接種を済ませているため、移動や搬出制限区域の設定は見送る。烏山支部の活動は熱中症対策で午前6時から正午まで。
 県建設業協会(谷黒克守会長)は23日、塩谷南那須農業振興事務所の対策本部会議に烏山支部と塩谷支部が出席した。当面は烏山支部で対応し、状況に応じて他支部へ応援を要請する。県は根拠のないうわさを信じないよう協力を求めている。豚熱は人に感染しない。

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