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　土木学会関東支部新潟会主催による講演会が11月18日、新潟グランドホテルで開かれ、60人が聴講に訪れた。
　冒頭のあいさつで同会の芦田徹也副会長は、講演会を行う目的を紹介した後、「新潟会は今後も精力的に活動していくので、こうした活動の場を通して土木学会をアピールしていきたい」と述べた。講師は、新潟大学災害・復興科学研究所の卜部厚志教授で、テーマは「最近の地震、洪水、土砂災害から防災のあり方を考える」。その中で、今年８月15日に長野県岡谷市で発生した土石流により３人が死亡した災害を挙げ「地域防災にとってこの災害のインパクトは大きかった」と述べ、これまでの防災リスクからみると想定外だったとし、小規模の谷の出口は危険であり、地域防災を見直す必要があると強調した。
【写真＝卜部教授の講演を聞く参加者】