業界記事

県富岡土木は県道秋畑富岡線で行う2カ所の復旧工事に着手

2021-01-19


県富岡土木事務所は、2019年10月の台風19号で被災した甘楽町秋畑地内の藤田峠と寄合橋付近で、県道秋畑富岡線の復旧工事に着手する。2カ所とも地下水位上昇を原因とする地すべり対策として、抑止杭工や集水ボーリング工などを実施。藤田峠は2月の一般競争入札公告に向け、準備を進めている。寄合橋付近については、予算状況を踏まえ一般競争の公告時期を決定する。
藤田峠の復旧延長は95・7m、道路幅員は5m。集水ボーリング工や鋼管杭を使用する抑止杭工、鉄筋挿入工、植生マット工、ロックネット工、L型側溝工、舗装工などを施工する。
集水ボーリング工はφ40㎜、長さ44~49mの保孔管(塩ビ管)を7本敷設する。総施工延長は321m。排水処理はφ100㎜のポリエチレン管を63・5m敷設し、保孔管を接続させ行う。孔口処理として高さ50㎝、幅1・2mのふとんかごを4段設置する。
抑止杭工はφ558・8㎜の鋼管杭を35本打設する。1本当たりの杭長は9・5~21m。
鉄筋挿入工については、道上の法面に設置されている間知ブロックを撤去しφ19㎜、長さ4mの受圧板付きの異形鉄筋を217本挿入して法面の崩落防止を図る。このほか、480㎡の植生マット工や落石対策としてロックネットを480㎡施工する。
また、道上の法面側にL型側溝を88・9m敷設するほか、173・3㎡の舗装工を実施する。
寄合橋付近の復旧工事は79m区間で行う。道路幅員は7・1~8・2m。集水ボーリング工や抑止杭工、鉄筋挿入工、L型側溝工、舗装工を施工する。
集水ボーリング工はφ40㎜、長さ30~36mの保孔管(塩ビ管)を8本敷設する。総施工延長は268m。排水処理はφ100㎜のポリエチレン管を51m敷設し行う。孔口処理として高さ50㎝、幅1・2mのふとんかごを3段設置する。
抑止杭工はφ400㎜、長さ11・5~17mの鋼管杭を31本打設する。
鉄筋挿入工については道上の法面に設置されている間知ブロックにφ19㎜、長さ3mの異形鉄筋を150本打ち込む。
L型側溝工は道上の法面側に74・2m、舗装工は164・5㎡施工。
設計は2カ所とも日本サーベイ(藤岡市)がまとめた。

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