業界記事

200億で日立造船グループ落札、中之島新ごみ処理施設

2019-12-04

 長岡市は2日、中之島新ごみ処理施設(仮称)整備事業の落札者を日立造船グループに決定した。落札額は200億8047万7634円(税込)。施設を設計・建設後、所有権を市へ移転し運営するBTO方式で整備する。入札参加は同グループのみだった。予定価格は201億731万5000円(税込)。
 グループ代表企業に日立造船東京本社、構成員は植木組長岡支店、大石組、中越興業、大原鉄工所、Hitz環境サービスの5社。構成企業でSPC(特別目的会社)を設立し、市と事業契約を締結する。
 協力企業は、あい設計新潟支社とエイト日本技術開発新潟事務所の2者。両者は業務を直接請負または受託する企業だがSPCへは出資しない。
 設計・建設期間は試運転を含め2020年4月~24年3月まで、運営は39年3月までの15年間。中条新田地内の旧中之島クリーンセンター敷地約2万2830㎡に1日当たり82tの熱回収施設(41t×2炉)と、同21tの不燃・粗大ごみ処理施設のほか▽計量棟▽洗車場▽駐車場▽構内道路▽植栽、門・囲障―など工事区域面積1万7717㎡を整備する。
 18年4月に一度公告したが、前回は予定価格を下回る入札が無かったため取り止めた。前回公告から参加要件の緩和(協力企業の参加)や設計の見直しを図り、19年4月に再公告した。
 提案内容の審査結果では、技術評価76・57点(120点満点)、価格評価80・00点(80点満点)の総合評点156・57点だった。

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