業界記事
一人親方などへの初の安全衛生研修開く
2019-11-14
県建設企画課は12日、前橋市内にある群馬県建築業組合連合会研修室で初めての一人親方などに対する安全衛生研修会を開催した。約60人が参加し労働災害防止の基礎を学んだ。
冒頭、同課建設業対策室の尾内文彦室長は「県内の建設業に従事している方のうち15%が一人親方。しかし、労働者のように安全衛生教育を受ける機会が少なく、知識を十分に得ることが難しい状況。きょうの研修で皆さまの安全と健康を一層推進できれば」とあいさつした。
安全衛生教育の基礎として建設業の労働災害発生の現状と安全衛生管理で注意すべき点などを学んだほか、グループワークによる災害事例研究なども実施した。
研修は2018年12月に策定した県建設職人基本計画の中で一人親方の安全と衛生確保を掲げたことから実施。20年度以降も継続したい考え。
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