業界記事

　十日町市は使用済み紙おむつ燃料化施設整備工事の発注準備を進め、近く制限付き一般競争入札を公告する。２０１９年度当初予算では２億３０００万円を計上した。工期は20年３月末。地域資源を活用した再生可能エネルギーの創出拡大に取り組む。
　場所は丑９１５－２ほか地内。既存する市エコクリーンセンターに併設するストックヤード建屋内に、使用済み紙おむつをペレット化する装置を整備する。余熱回収設備、乾燥設備、造粒設備一式を整備するほか、センター内の配管工事も行う。
　運営者、出口利用は共に社会福祉法人十日町福祉会が担当。
　同事業は14年度から実証実験に着手。16年度に策定した「十日町市バイオマス活用推進計画」で掲げた主要事業のひとつで、ペレット燃料の製造・販売、福祉施設などへの熱利用を行い、化石燃料に依存しないバイオマス産業都市の構築を目指す。