業界記事

大成建設と本間組が村上、胎内沖で洋上風力発電を計画

2019-06-06

 大成建設と本間組は、村上市および胎内市の沿岸、沖合いで(仮称)新潟北部洋上風力発電事業を計画している。2028年度の営業運転を目指しており、発電出力には最大50万kWを想定、風力発電機数は単機出力5000~1万kW級を50~100基設置する。このほど環境影響評価法および電気事業法に基づき、計画段階環境配慮書を経済産業大臣に送付した。
 事業実施想定区域は村上市および胎内市の沿岸、沖合いの約9636haで計画。風車の形状は普及率が高く、発電効率が最も良い3枚翼のプロペラ型風力発電機とし、ローター直径は130~200m、ブレード中心までの高さは平均海面から90~130m、最高高さは160~220m。基礎構造は着底式とし、モノパイル式で検討を進めているが、重力式またはジャケット式の基礎構造についても採用候補とする可能性がある。変電施設、送電線、系統連系地点等の設置位置、構造等の詳細は現在のところ検討中。
 28年度の営業運転開始を予定し、建設工事には23年から27年度までの5カ年(約60カ月間)を予定。基礎工事期間は着工から54カ月目まで、風力発電機設置工事(風車輸送を含む)は13カ月目から60カ月目、電気工事は着工から60カ月目までを計画する。海上の荒天が想定される冬季の建設工事は休工する。
 同社では、新潟県での風力発電事業により環境負荷の少ない再生可能エネルギーを供給することで、事業を通して地域社会および地域産業の健全な発展やエネルギー自給率の向上、地球温暖化対策に寄与することを目的とする。

【事業実施想定区域】

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