業界記事

昭和町が旧中銀施設に子育て支援拠点

2018-06-19

 昭和町は新たに子育て支援施設を整備する。旧山梨中央銀行昭和支店の土地・建物を取得し活用する計画で近く同銀行と正式に売買契約を結ぶ。本年度に設計を固め来年度着工、翌2020年度オープンを目指す。将来的には災害時の拠点施設としての活用も検討。関連したシステム整備が行われる可能性もある。
 子育てしやすい環境を整備しようと拠点となる施設を新設する。町は施設設置にあたり昭和バイパス沿いという好立地で敷地も建物もそろった旧山梨中央銀行・昭和支店(同町西条902-1)の活用を検討していた。
 同支店はスーパーのトライアル甲府昭和店の東約100mに位置。近くには新たな公園を整備する計画もあり、将来的には子どもの遊び場として施設と公園が一体的に利用されることが想定される。
 町は同銀行と交渉を進め合意に至ったことから6月町議会に同物件を取得することを報告した。取得金額は土地建物合わせ約1億円(土地9144万8046円、建物976万5125円)。今月20日に同銀行と正式に売買契約を交わす予定だ。
 同施設はS造2階建てで延床面積は563㎡。敷地面積は1413㎡で利用者用の駐車場もある。同支店はイオンモール甲府昭和の西隣に移転しており、この施設にはATMのみ残っている。窓口業務に使っていたカウンターや金庫室の重厚な扉などはすでに撤去され「中は空間が広がっているだけの状態」(町企画財政課)という。
 同課によると災害で町役場が使用不能になった場合、現在は押原公園・管理棟を代わりの災害本部として使うことになっている。だが今後は今回整備する施設の2階に必要な通信機器などをそろえ、防災本部として使えるようにすることも検討しているという。
 町福祉課によると、本年度は設計を委託し必要とされる機能や整備内容を固める。委託時期は未定。来年度には着工・完成させ20年度からの施設稼動を目指す。整備には国の補助金を活用したい考えだ。
 同課担当者は「乳幼児を育てている人が気軽に集まり遊べる施設にしたい」と話している。

【子育て支援施設に改修する旧山梨中央銀行・昭和支店】

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