業界記事

蛍見橋耐震化へ調査進む 県峡東建設事務所

2018-04-20

 県峡東建設事務所は県道甲府笛吹線内、笛吹川に架かる「蛍見橋」の耐震化を計画している。現在現況調査などを進めており、その成果品を基に河川管理者である国と協議し工事内容を決める。基礎調査はサンポー(甲斐市)が担当。設計の進捗によるが来年度渇水期の施工を目指し計画を進める方針だ。
 現場は中央自動車道・笛吹八代スマートICの西約1㎞に位置。笛吹市と甲府市中心部などを結ぶ路線にあり、朝夕を中心に混雑している。橋は1960年3月に竣工、その後1986年5月に歩道橋が併設された。PCポストテンション単純T桁橋で橋長は256m。幅員は車道部が7・3~9・5m。歩道部は2・5m。交差点がある橋西側の一部が広く取られている。
 橋の耐震化に向け同事務所はまず橋脚の基礎部分(ケーソン)の調査を実施。川の流れによる洗掘の度合いなどを見た結果、状態は悪くないもようだ。同事務所担当者は「こうした結果を国交省に提示し、対策が必要かどうか協議する」とした。仮に基礎部分の対策が必要ないとなれば、その後橋脚や上部の耐震対策の検討に移り、年度内に工事内容を固める。工事は数工区に分けて実施する見通しで、着工は早ければ来年度渇水期。「予算配分の状況により着手時期は変わる」(同担当者)としている。

【写真=建設から約58年経つ蛍見橋】

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