業界記事

高田川橋で詳細設計/県銚子土木/国道356号銚子バイパス/事業進捗は約87%に

2018-01-22

 県銚子土木事務所は、国道356号銚子バイパスの社会資本整備総合交付金事業で本年度、道路改良工を実施するとともに(仮称)高田川橋の橋梁詳細設計や高田川樋管の詳細設計などを委託し、事業の進捗を図っている。道路改良工は3件で発注した。また、高田川橋の橋梁詳細設計はエース(千葉営業所・千葉市中央区中央4―14―1)に1467万7000円(消費税抜き)で委託した。委託工期は2018年3月25日。
 高田川橋は、銚子市四日市場町地先で高田川に架設する。予備設計段階の規模は橋長26・5m、幅員13m(有効幅員12m、歩道片側3・5m)。上部工の形式はPC単純ポステンT桁橋。1スパンで、下部工の橋台が逆T式。
 高田川樋管の詳細設計は左右岸の2件で発注。先月15日にその1を京葉都市設計(千葉市中央区中央3―10―6)に、同27日にその2を環境技研コンサルタント(千葉市中央区都町3―14―4)に委託。その1は左岸に設置し、延長約12mで断面約2㎡。その2は右岸に設置し、延長約10mで断面900㎜×900㎜。
 一方、道路改良はその1からその3の3件で発注。その1をテクトが3955万円(消費税抜き)、その2を大勝建設が2700万円(同)、その3を岡田土建が3060万円(同)で落札し、工事を進めている。工事の延長はその1~その3を合せて約370m。
 銚子バイパスは、銚子市から我孫子市に至る国道356号の延長95・7㎞のうち、利根かもめ大橋から銚子大橋付近までの約8250m区間で整備を進めている。07年3月に銚子市塚本町から芦崎町までの3・3㎞区間が供用を開始し、残りの銚子市芦崎町から同事務所付近までの約3㎞について社会資本整備総合交付金事業として工事を進めている。
 事業は1989年度に着手し、事業期間は18年度まで。ただ、期間内に事業の完了が見込めないことから事業を延長する予定で、早期の全線完成を目指す。総事業費は約52億円を見込む。事業費は昨年度末までに45億4724万円を投入し、事業費ベースの進捗率は約87・4%。工事の進捗率は80%超で、用地取得は約98%。本年度の事業費は約2億1900万円を見込む。
 事業区間の銚子市街地~高田地区区間は、商店街を中心に人家が連なり、幅員が狭く交通量も多いことから、慢性的な交通渋滞が発生し、周辺住民の日常生活及び地域社会の産業活動に悪影響が出ている。このため、利根川右岸沿いにバイパスを建設し、道路利用状況に応じた交通を適切に分散させ、現道周辺住民の安全性・利便性・快適性を図ることにした。

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