業界記事

新建協と意見交換「今後の施策展開を」

2016-08-31

 新潟県建設業協会(植木義明会長)と北陸地方整備局(中神陽一局長)は29日、新潟市のホテル日航新潟で意見交換会を開催した=写真=。協会からはi-Construction(アイコン)や週休2日制度への取り組みなどをメーンに要望や意見があがった。
 会の冒頭、中神局長は「来年度予算の概算要求については、どうにかして本年度に比べ1・0%を超えるようにしたい」と姿勢を述べた。また、アイコンについては「様々な課題があると聞いている。状況を把握したうえで解決に向け取り組んでいきたい」との抱負を示した。
 植木会長は「建設業が存続できるためには女性など人材の確保・育成などが課題。そのためには会員の安定的な経営が大切。今後5年から10年間を見越した事業のボリュームが必要であり、より一層の理解をお願いしたい」と要望を述べた。
 交換会は整備局が本年度主要事業やアイコンなどの取り組みを説明した後に、協会が質問や要望を提示。
 アイコンについては「今後整備局ではスケジュールを含め、どのように施策を展開していくか知りたい」と要望があがった。これに対し、整備局は「少しずつ受発注者間でキャッチボールしながら改善していきたい」と回答。また、協会からは「若い人たちは前向きに取り組んでいる」との報告もあった。
 完全週休2日制度については「準備期間が延びれば積算に反映できるのか」などの質問があった。これに対し「昨年度発注した4件の工事についても繰り越しがあり、まだ完了していない。これらの工事が完了した後、調査したうえで検討する」と回答した。

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