業界記事

幕張千葉NT線の見直し検討/県都市計画課/ルートや代替路線選定

2014-11-07

 県県土整備部都市計画課は、幕張新都心から千葉ニュータウンを連絡する「幕張千葉ニュータウン線」について、都市計画未決定区間があり、長期未着手となっていることから道路の見直しを検討する。都市計画未決定区間についてはルートを、決定済み区間については代替路線を検討し、各路線について道路整備の有無による費用対効果を算定する。
 見直しに伴い、同課は今月4日付で「都市計画道路見直し検討業務委託(広域幹線道路)」の一般競争入札を公告し、委託事業者を募集する。入札書の提出期限は今月18日で、19日に開札する。委託工期は2015年3月20日。
 同路線は、千葉市の幕張新都心から八千代市、船橋市を通過し、印西市の千葉ニュータウンに至る延長約26㎞の広域幹線道路。同路線のうち、印西市の約2・1㎞、八千代市及び一部船橋市の約2・3㎞、千葉市の約3・2㎞の合計7・6㎞が都市計画未決定区間で、千葉市の約4㎞が整備区間。残りの約14・4㎞が都市計画決定区間となっている。
 同業務では将来道路ネットワークデータを作成。作成したデータをもとに、配分交通シミュレーションを実施し、道路ネットワーク交通量の推計を行う。この推計結果を踏まえ、都市計画未決定区間についてはルートを、決定済み区間については代替路線をそれぞれ検討し、4路線程度を選定する。
 選定した路線については、道路整備の有無による費用対効果を算定。併せて、必要に応じて関係市にヒアリングを行い、構想路線の必要性の有無や対応を検討する。
 同業務は、11年度に県が実施した「千葉県総合都市交通体系調査業務委託(将来交通量需要推計)」を基本に、千葉地区及び印旛地区の長期事業未着手の広域幹線道路の将来自動車交通量の推計及び費用対効果を検証し、都市計画道路見直しの検討を行うことを目的としている。市町村をまたがる広域幹線道路の見直しでは、これまでに第2北千葉道路、東京第2外環道路を実施しており、幕張千葉ニュータウン線が最後。また、市町村の幹線道路は各行政単位で見直しを進めている。

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