業界記事

【インタビュー③】 今後の舗装マネジメントについて/国交省・長谷川道路保全企画室長に聞く

2016-12-08

 舗装マネジメントの今後の展開について、どのように考えられていますか  長谷川 今回策定した点検要領は、舗装における効率的な維持管理の実現するメンテナンスサイクルの確立に向けたスタートと考えております。  舗装の効率的な管理を進めていくためには、耐久性の高いコンクリート舗装やコンポジット舗装、またはセメント安定処理等による路盤の強化、環境舗装など、適材適所での舗装構造の採用を推進する視点も重要です。  また、点検要領の策定をきっかけとして、今後得られる情報・知見を活用して沿道状況による制約条件等も加味しながら、更に新材料や新工法等の開発を推進していくことも必要です。さらに、入札契約制度面や点検の技術開発分野等においても、舗装の長寿命化に資する制度の導入・改正、路面の状態や路盤等の状態をより簡易により安価に計測・分析・記録できる技術開発、研究開発等を推進し、より効率的な管理を目指すことが重要です。  こうした取り組みにより舗装管理の効率化が図られれば、舗装分野における生産性向上にも貢献するものと考えております。  舗装点検の分野における新技術の開発・導入について  長谷川 スマートフォンや市販カメラなど簡易な機器による路面状況を把握する技術など、点検関係の技術開発が多方面で進められており、新技術の採用による点検の合理化を図るため、新しい技術を積極的に採用するよう、今回策定した点検要領において、触れております。  特にこれまで点検を実施していない地方自治体においては、点検に掛かる費用が負担になることが考えられ、その負担を軽減するためにも簡便で安価な新技術の開発・導入が期待されるところです。 (おわり)

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