業界記事

【DXアクションプラン】 分野網羅・組織横断で取り組む/第2版骨子案が明らかに

2023-03-23

 国土交通省はインフラ分野のDXアクションプランで、第2版骨子案を明らかにした。分野網羅的な取り組みに加え組織横断的に取り組む方向性を示している。参事官を据えたインフラDX推進本部事務局を中心に、知識・経験の集積から共有につなげ、業務変革を組織的に進める。第2版は8月ごろにまとまる予定。
 組織横断的な取り組みについては、省内の各部局が個別に持っているデジタル技術と、そこからつながるトランスフォーメーション(業務変革)の知識と経験を集積して、省内各部局と共有することでDXを加速化させる。
 デジタル技術は、データの取得から、整形・管理、分析・処理、利活用、全体的な通信・セキュリティも含まれる。導入によりできること、実現に必要なスキル習得や時間、費用など比較することで、それぞれの施策にとって最適なデジタル技術を選択する。
 業務変革は、変化に対する心理的抵抗の緩和、ムダを省いて全体最適、現場で柔軟に軌道修正、個人の知識を組織で共有するといった視点をあげる。人とデジタルの互いの強みを補完し合う状態へ早期に移行。インフラの生産性を高め、新たな価値を創出する。
 組織横断的な取り組みの具体的な進め方は、活用している技術、マネジメントスキルごとに事務局が全施策を分類(施策分類)。同一技術を活用する施策担当者を集めた打ち合わせを定期的に行い課題を特定する(課題特定)。事務局は施策への適用について助言(技術支援)。打ち合わせを行い技術的課題への対応状況を共有(情報共有)、各部局で既存施策を見直し新規施策を立案(施策検討)し、施策分類に循環させる。
 第2版は、年度明け早々に骨子を固める。その後は6月にも第2版案をまとめ、最終的には、8月までに策定させ発表する。
 

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