業界記事

【10月セメント需給】 石炭価格高騰続く/国内需要は前年並み

2022-11-25

 セメント協会は、2022年10月度のセメント需給実績を公表した。販売は、国内が前年同月比3・7%減の335万7000トンで、4カ月連続の減少となった。一方で輸出は石炭価格高騰により価格競争が困難で、前年同月比37・6%減の67万2000トンと7カ月連続で前年を下回り、低調が続く。合計は402万9000トンと前年比11・7%減で同じく7カ月連続で前年比減となる。国内生産については営業日が1日少なかったこともあり、1日当たり生産で見ると前年比0・3%増で前年並みだった。
 また、生産は同8・3%減の467万6000トン。在庫は同2・2%減の384万8000トンとなっている。
 地区別販売高を見ると、増加したのは11地区中、2地区。関東二区は前年同月比1・3%増、茨城の原発工事や長野のリニア新幹線工事、栃木のダム工事などが堅調に需要を支える。沖縄は同0・8%増で、民間工事の需要が好調だった。
 同協会は、下期の展望について「国内需要は前年並みで、11月20日までの国内販売は前年比0・5%減とほぼ想定通り。輸出は現在の原料の高止まりが続くのであれば厳しい状況だ」とコメントした。
 

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