国土交通省は、空港における草刈りの自動化施工を行う草刈り機(トラクタ)の導入を進める。本年度から国管理の空港で順次導入を始め、2023年度までに全ての国管理空港へ配備する予定。導入する自動トラクタは、国交省航空局が維持管理業務を行う請負業者へ貸与する。
空港内の緑地は草刈り面積が比較的広く、従来はオペレーターが操作を行う大型草刈り機で、草刈り、集草、梱包作業を行っている。国交省では、18年度から進めてきた自動化施工の実証実験結果を踏まえて、GNSS(衛生測位システム)等の機器を搭載したトラクタの導入を決定した。あらかじめ登録したルートに従って範囲を自動走行し、草刈り、集草作業を自動化することで、担い手不足の解消と生産性向上を目指す。
対象となる空港は、▽丘珠▽羽田▽新潟▽小松▽八尾▽徳島▽松山▽高知▽北九州▽長崎▽大分▽宮崎▽鹿児島▽那覇。