業界記事

【日建連】 先進現場から魅力発信/中学校建て替えでPR

2021-01-13

 未来を担う若人へ…技術と現場改革で魅力発信―。日本建設業連合会(日建連)は、建設業界の働き方改革を伝えるサイト「Work Style Lab」で、中学校の校舎建て替え工事に焦点を当てたプロジェクトを紹介している。
 現場は静岡県御前崎市の中学校。人材の確保が困難で生産性向上が必須課題となる中で、ICT導入や職場環境改善などとともに、学校の建て替えという条件を生かして、若者に業界の魅力を伝えている。
 具体的には土留めと基礎コンクリート型枠の役割を同時に果たす鋼製型枠、丁張等の作業を省力化できるICT建機など、限られた人数・工数で施工するための技術を採用。デジタル化した図面や資料を持ち運べるタブレットも導入した。さらに現場事務所は、ゆとりあるスペースとリクライニング可能なゲーミングチェアにより、事務処理業務の能率が向上し、時間外労働削減にも効果を上げている。
 対外的には、仮囲いに透明な素材を用いて現場内部を見えるようにし、イメージアップに努めた。加えて敷地内には大勢の中学生が在学していることから、次代を担う若者が業界と接する好機と捉え、新校舎の部材に将来の夢を書き入れてもらうなど工事に間接的に参加する機会も作った。
 就職先としての建設業の魅力低下が叫ばれて久しい中、作業所長の佐藤工業・佐藤清己氏は「近隣の高校生等にも現場見学に来てもらうなど、若い世代へのアピールを続けていきたい」と意欲を示している。
 

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