業界記事

【就任インタビュー】 「技術と人材の育成を継承」/日本下水道事業団・森岡新理事長

2020-11-18

 11月1日付で日本下水道事業団の理事長に就任した森岡泰裕氏は、就任会見で地方自治体の共通する利益の活動のために活動する唯一の公的機関としての矜持(ルビ・きょうじ)を示し、国土交通省などで長年培ってきた経験を生かして、山積する課題に取り組んでいく姿勢を見せた。
 「下水道事業に深く携わってきたことから、喜びと誇りを感じる」と就任した率直な感想を語り、「技術の人材をしっかり育成するとともに、継承していきたい」と強調した。下水道事業の全体をカバーするプロ集団として、自治体の企画立案を支援するなど、審判の立場に徹することを明確にした。
 また下水道の最終目的は作ることではなく「国民の安心・安全と豊かな暮らし、幸せを実現するもの」としながら、事業団職員の幸せも重要なテーマに掲げ「働きがいとワーク・ライフ・バランスを好循環で回していきたい」と話す。
 
 下水道事業は新設中心から管理・再構築の時代に入る中で、自治体の技術者不足は年々厳しさを増している。課題解決のため組織改編で創設された「ソリューション推進部」で川上から提案し、「地方自治体の下水道のソリューションパートナーとして、しっかりサポートしていきたい」と意気込みを語った。
 
【略歴】もりおか・やすひろ
 1985年京都大学大学院工学研究科衛生工学専攻修了、建設省採用。国交省中部地方整備局豊橋河川事務所長、四国地方整備局徳島河川国道事務所長、JS関東・北陸総合事務所長、JS事業統括部長、国交省水管理・国土保全局下水道部下水道事業課長、同局下水道部長などを経て、2019年11月から日本下水道新技術機構参与。59歳。趣味は散歩と読書。
 

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