業界記事

【民間開発】 東京駅前常盤橋プロジェクトの街区名称は「TOKYO TORCH」

2020-09-18

 三菱地所(東京都千代田区)が東京駅周辺で進める「東京駅前常盤橋プロジェクト」の街区名称が「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」に決定した。また街区内に建設する2棟のタワーの名前について、A棟は「常盤橋タワー」(高さ約212m、2021年6月末竣工予定)、B棟は「Torch Tower(トーチタワー)」(高さ約390m、27年度竣工予定)に決まった。「TOKYO TORCH」は「灯り」のイメージとプロジェクトのビジョン「日本を明るく、元気にする」を重ね合わせ、常盤橋街区が日本を明るく照らす希望の灯りのような存在でありたいという思いを込めた。
 日本一の高層ビルとなるB棟には都心最高層クラスの展望施設、約100室の国際ホテル、約2000席の大規模ホールを整備するほか、呉服町交差点地下歩行者通路の整備、約7000㎡の大規模広場を活用した帰宅困難者支援機能を強化する。さらにポストコロナ時代のニューノーマルを見据え、B棟には1階から8階へ続く約2㎞の空中散歩道と、その終着地に広がる屋上庭園を追加整備し、B棟全体で約2万㎡の屋外空間を設ける計画としている。
 注目のB棟は、地下4階地上63階建て延べ床面積約54万4000㎡。23年度の着工を目指す。設計は三菱地所設計、施工者は未定。
【民間開発】三田小山町西地区の再開発は23年度に本体着工/総事業費に1081億円
 三井不動産レジデンシャル、日鉄興和不動産、三菱地所レジデンス、首都圏不燃建築公社の4社が港区で進める「三田小山町西地区第一種市街地再開発事業」が10日に東京都から組合設立認可を受けた。地上44階建ての高層棟を中心とする約1450戸の共同住宅をはじめとしてオフィス、店舗、保育園、公園等を一体で開発するとともに、麻布十番エリアへつながる動線を設けるほか、緑あふれる広場、歩行者空間を整備する。権利変換計画認可を経て2023年3月の本体着工、27年の竣工を目指す。総事業費は約1081億円。
 所在地は港区三田一丁目3番ほか。区域面積は約2・5ha。
 施設は地上44階建て延べ床面積約18万1130㎡で計画する。事業推進コンサルタントはアール・アイ・エーが担当。
【民間開発】囲街東地区の再開発組合設立が認可/総事業費は665億円
 東京都は16日付で、中野区で計画される「囲街東地区第一種市街地再開発事業」の組合設立を認可した。2棟で合計延べ床面積約12万1100㎡の再開発ビルを建設するもので、2021年の権利変換計画認可、21年11月の工事着手、25年3月の建物竣工を目指す。総事業費には約665億円を見込む。三井不動産レジデンシャルが事業に参画している。事業推進コンサルタントは佐藤総合計画。
 施行地区は中野区中野四丁目地内で、地区面積は約2・0ha。近隣の業務・大学等の都市機能を生かしながら、商業・業務施設や駐輪場、住宅(約720戸)を整備し、隣接する区立「囲町ひろば」と一体的な広場を形成、連続するオープンスペースを創出するなど、活気とにぎわいあふれる市街地形成を図る。
 施設規模は、A敷地が地下2階地上24階建て延べ床面積約9万600㎡、B敷地が地下1階地上20階建て延べ床面積約3万500㎡で計画する。施設用途はA敷地が住宅、事務所、店舗などで低層部に商業施設を配置し、屋上庭園も設ける。B敷地は住宅となる。他にも広場や区画道路などを整備する。
 

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