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　7月12日に全国73会場で行われた2020年一級建築士試験「学科の試験」の合格者が8日に発表された。実受験者数3万409人のうち、6295人が合格。合格率は20・7％だった。受験者数と合格者数は前年を上回っている。

　合格基準点は、各科目が学科Ⅰは11点、学科Ⅱが10点、学科Ⅲおよび学科Ⅳは16点、学科Ⅴは13点で、かつ総得点88点に達成した者が合格となった。今年の試験問題は例年に比べて学科Ⅱの難易度が高く、総じて難易度も高かった。

　合格者の男女比は男が74・6％、女が25・4％。平均年齢は30・3歳で、年齢別では24歳から26歳が34・0％で最も多い。

　合格者を対象に10月11日に設計製図の試験を行い、12月25日に合格者を発表する。

　7月12日に全国41会場で行われた2020年木造建築士試験「学科の試験」の合格者を都道府県知事が決定し、8日に発表された。実受験者数589人のうち、312人が合格、合格率は53・0％となった。受験者数、合格者数、合格率はいずれも昨年を下回った。

　合格基準点は100点満点中、建築計画、建築法規、建築構造、建築施工の各科目でそれぞれ13点および総得点60点に達した者とした。

　合格者の男女比は男が67・6％、女が32・4％。年齢別では24歳以下が85・3％と大半を占め、平均年齢は23・6歳だった。学生・研究生が84・9％となっている。

　合格者を対象に10月11日に設計製図の試験を行い、12月3日に合格者を発表する。

　なお同試験は全国47都道府県の指定試験機関である建築技術教育普及センターが実施している。