業界記事

【CCUS】 見直し後の料金体系を了承/現場利用に重き置く

2020-09-08

 建設キャリアアップシステム(CCUS)運営協議会の総会が8日に開かれ、国土交通省が提示した見直し後の料金体系を関係者が了承した。CCUSへの加入意欲をできるだけ妨げず、公平性に配慮して登録料の値上げを抑え、現場利用(カードタッチ)に重きを置いたものにするとともに、コスト削減の取り組みも行う。技能者登録は2段階登録方式を導入し、簡略型登録料は2500円に据え置くものの、詳細型登録料を4900円に設定する。簡略型から詳細型へ移行する場合は差額の2400円を払ってもらう。
 事業者登録は現行の2倍、現場利用料は現行の3円から10円に、ID利用料は現行の月額換算200円を950円に引き上げる(一人親方は200円で据え置き)。開始時期は、2段階登録方式は2021年4月から、それ以外は20年10月1日からを予定する。
 2段階登録方式のうち、簡略型で登録できる情報は▽本人情報▽所属先事業者情報▽健康保険、年金保険、雇用保険▽建退共加入、中退共加入▽職種―など。詳細型では▽労災保険特別加入▽健康診断受診歴▽保有資格▽研修受講履歴▽表彰履歴▽API連携システム情報―が登録可能となる。
 コスト削減の取り組みでは、社会保険等審査の簡素化、2段階登録方式導入による審査の合理化に加え、コールセンターを廃止してメールの問い合わせに特化し、郵送申請も廃止する。これにより10年間で現在よりも70億円のコスト削減を図る見通しだ。
 

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